VERY November 2020
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November 2020

2020年10月7日発売

780円(税込)

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SHELLYさん「子どものスケジューリングをママがやるのって、なんで?」

※このコラムは2020年8月号に掲載されたものです。

 

非常事態宣言が解除されても、我が家はまだ保育園に通わせていません。娘たちをよく預かってもらっていた叔母も60代とハイリスクなので、お願いするわけにもいかず。リモートからスタジオ撮影に移行していくなか、子どもたちをどうするか問題が今すごく大きなストレスです。

 

自粛期間中の予定がない日々のなかで気づいたのですが、ママの頭の容量のうちかなりの割合を「スケジューリング」が占めていましたよね。うちの場合、元夫=パパのところへの行き来や習い事、仕事時間とスクールのやりくり…パズルのようなスケジュール調整に日々追われていて、それがどれだけストレスフルだったか。そして、こうした子ども関係のスケジューリングは当然のように全部私の担当でした。もちろん元夫にお願いすれば、歯医者などに連れていってくれたりもするけど、元夫のレギュラーの分担にはなりません。周りのママも、予防接種の予診票をパパに「届いたよ」って当然のように渡されるとか、子どものフッ素塗布や保育園の面談などを仕事の合間に何とかやりくりしているという人ばかり。さらにいえば、今、分散登校などで仕事や予定を調整しているのもママばかりな気が…。子育てするなかで常に新しいことに直面しているのはママもパパも一緒なのに、よく考えたら変ですよね。

 

この自粛期間を経て、みなさんにはぜひ「家庭見直し」をしてほしい! 今までの分担は果たしてフェアだったのか、今後このままで夫婦生活を続けられるのか、自分は笑顔で過ごし続けられるのか。名もなき家事に至るまで、再分担した方がいいと思うんです。それこそ例えば、予防接種は最初から夫に任せたらいい。自分がやらなきゃと思ってしまっていることを、意識的に手放していくことも大事だと思います。

 

と、いうことを今大自然のなかで感じている日々です。実は去年、都内の住まいとは別に千葉郊外の田舎に古い一軒家を購入したんです。田舎で家を手に入れた人の話を聞き、いいなぁと思ったのがきっかけでした。階下への足音を気にして暮らす生活ではなく、庭のある一軒家で伸び伸び自然に触れさせたいと思って見学に行ったらすごく気に入ってしまって。このコロナ禍もあり、子どもたちは今ずっと千葉の一軒家にいて、平日は私、週末は夫が千葉に滞在して過ごしています。仕事のために私は時々都内に戻っていますが、それ以外はもちろん外食などもせず、ひたすらステイホーム。1週間分の食材を東京で買い込み、千葉に向かっています。千葉では、外出するのは近所を散歩する時くらい。庭があるので、出かけなくても事足りるんですね(たまに散歩の道中で子ども連れの方に会ったりもするけど、気をつけているとはいえ私は東京を往復しているし、子ども同士遊ばせることができていないのは少し残念です)。

 

昔から自然のなかで子育てしてみたい気持ちはあったんですが、自分はシティガールだと思い込んでいたし(笑)、「夜中にデリバリーが来ないところには住めない」と公言していました。でも今こういう生活をしてみて、意外と馴染めるんだなぁというのが発見で。庭の畑にトマトを植えたり、家から5分の田んぼを散歩していると何百もの赤ちゃんカエルに出会ったりするような毎日。カエルを率先してつかまえるのはいつも長女で、意外と次女は慎重なんだな、など子どもたちをじっくり観察もできていて。東京にいる時は、休日はどこかに出かけなくてはいけない、 イベントを作らなくてはいけないと思っていたけれど、今は特にどこにも行かなくても日々楽しめています。

新型コロナウイルスをきっかけに、大げさかもしれないけど自分の人生や母親としてのあり方とか、教育方針や子育て理念みたいなものを考えるようになりました。これまで仕事に対してめちゃくちゃハングリーで必死に頑張ってきたし、今もハングリーさは変わらないのだけれど、これまでは仕事のスケジュールありきの自分の生活だったなと思って。住む場所、保育園も仕事がしやすい範囲で選んでいました。でも、それを手放してもいいのかなと。もちろん、仕事を思うようにできない葛藤はあります。新しい仕事もどんどんしたいのに、受けられないのは辛いなとか。初心に帰って私、やっぱり喋りたいんだなぁとか( だからこそインスタライブなどにも挑戦しています)。

今後拠点をどちらにするかは迷っている最中ですが、「家庭見直し」と同じくらいに「自分自身の見直し」も重要だなと思っているところです。

◉SHELLY|シェリー
1984 年生まれ、神奈川県出身。14 歳でモデルとしてデビュー以後、タレント、MCとして幅広く活躍。4歳と2歳の娘の母。

撮影:須藤敬一 取材文:有馬美穂 編集:羽城麻子
*VERY2020年8月号「シェリーのこれってママギャップ?」より。
*掲載中の情報は誌面掲載時のものです。

SHELLYのこれってママギャップ?

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