サロンに行けない期間に、伸びてしまった白髪。自分で応急処置をしたいけど、どの製品がいいかも方法もわからない。そこで、30〜40代の大人の白髪悩みを解決するコツについて、ヘア・メークのプロに取材。ライターが実践しました!
教えてくれたのは…ヘア・メーク川村友子さん
VERY本誌をはじめ、あらゆる女性誌やメディアにて活躍中。美容師資格も持っていて、自粛期間中はモデルやスタッフからセルフカラーの相談もたくさん寄せられる。
コツ①30〜40代のセルフ白髪染めはクリームタイプ、色味はピンクorアッシュ系を選んで!
「白髪染めは、伸びがよく素人にも扱いやすいクリームタイプがオススメ。お友達から聞かれた時におすすめしているのは『ウエラトーン ツープラスワン クリームタイプ』。この白髪染めは、いわゆるツンとしたニオイもなく、ニュアンスカラーも多いので黒染めという感じにならない仕上がりがいいんです。色の入りも持ちもいい。色味は、染めていた髪に使っても変色しづらい、ピンク系やアッシュ系がおすすめです。イエロー系は、髪が赤や緑に傾くことがあるので避けた方が無難です」(川村さん)
ライター矢﨑 彩がセルフカラーに挑戦します!
「12月に娘を産んでから、なかなか美容院に行く時間がない私。おこもり生活になってからさらに白髪が増えて、産後の抜け毛後に生えてきた毛もひどいので、帽子で隠すしかない日々です」
【準備】髪が赤くなりにくいアッシュ系のカラーをチョイス
「もともと髪が細く日に焼けたり痛むとすぐに赤くなるので、川村さんオススメの『ウェラトーン ツープラスワン クリームタイプ』からアッシュ系でマットな5GMをセレクトしました。地毛に近い色だから、馴染みやすそう! クリーム2種とトレイ、トリートメントエッセンス、コームブラシ、ビニール手袋が入っていました」(矢﨑)
【準備】100均でセルフカラーに便利なセットを発見!
「さらに、ダイソーで見つけた毛染め4点セット(ケープ、コームブラシ、ビニール手袋、イヤーキャップ)とカラーリングキャップも購入。カラー剤に入っているものだけでもいいと思いますが、私は洋服に付着するのが怖いし、敏感肌なので耳も守りたくて! こんな便利なものがあるなんて今まで知りませんでした(笑)」(矢﨑)
【準備】ワセリンで顔周りの皮膚を保護します!
「肌が弱いので、耳周りやこめかみ、フェイスラインはワセリンを塗って保護をするといいと川村さんに教えてもらったので、娘に使っているワセリンリップで代用。ワセリンを塗ってもカラー成分は染み込むらしいので、生え際に多少かぶっても気にしなくてOK」(矢崎)
カラー剤を塗っていきます!
コツ②塗る順は白髪が目立つところから!
1.フロントライン→2.生え際→3.前頭部→4.後頭部の順に
「白髪が目立ちやすい部分から塗るのが正解。コームにクリームを適量乗せて根元の白髪の部分にざっくりと塗る感覚でOKです。全体を塗り終えたら、手で少し揉み込むようにして馴染ませると簡単に全体に行き渡りますよ」(川村さん)
コツ③塗り終わって15分後に流します。30分以上放置しないこと!
「基本的にはカラー剤の注意書きに沿った置き時間でいいのですが、大体15分程度で充分。30分以上置いてしまうと頭皮ダメージが強くなるので避けてくださいね。髪が長い人や顔に垂れてくるのが不安な人はシャワーキャップを被っておくのがよいと思います」(川村さん)
コツ④流す前に、お湯でしっかりエマルジョンさせて!
お湯が白く濁るのが乳化できているサイン
「流すときはまず、カラー剤を塗った部分にお湯を少しずつ足して、指でくるくると混ぜてエマルジョン=乳化させましょう。乳化させることで頭皮にカラー剤が残りにくく、トラブル防止になります。全体が白く乳化できたと思ったら、流し始めます。水の色が透明になってから、いつものシャンプー&トリートメントを」(川村さん)
セルフ白髪染めのBefore&Afterを発表します!
「Beforeは、定番の髪型のひとつ結びをしたとき、分け目にがっつり白髪が・・・。手ぐしで髪の毛をめくっても、中に白髪が隠れています。伸び始めの短い毛も白髪だったりするので、どうやっても隠せませんでした」(矢﨑)
Before
↓↓↓
After
Before
↓↓↓
After
「真ん中分けの状態で染めたので、Afterでは、悩みだった分け目がキレイに染まっていました! 髪の毛をめくってみると、まだ1、2本、白髪が残ってはいますが、ほぼほぼレタッチできています。美容院のようにパーフェクトにはいきませんでしたが、色もぴったりで、おうちでセルフの応急処置としては満点の仕上がり♡ まだ娘が小さいので、なかなか美容院にも行きづらい日が続きそうなので、いざというときは、またおうちでセルフ染め、してしまいそうです!」(矢﨑)
→【セルフカラー】根元プリンが成功する5つのコツはこちらから!
取材・文/矢﨑 彩