追いたいトレンドと逃げられない子どもの行事。“季節のかっこう”をブラッシュアップするには、メイクの力が必要不可欠。そのバランスを探るべく、コスメ溺愛ライターの遠藤彩乃さんが担当編集と誌上タッチアップ会を開催!今回は優しく溶け込む“忘れ眉”を提案。
次世代美人の新条件は、ぼんやり&優しい
「忘れ鼻」ならぬ「忘れ眉」かも!

RMK リクイド アイブロウ ペン 02 ¥3,080、影色を追求したトープカラー。同 アイブロウ パウダー デュオ 02 ¥4,180(ともにRMK Division)

デジャヴュ シアーカラーブロウ シアートープ ¥990 ※9月19日発売予定(イミュカスタマーセンター)
遠藤 下垂してきた輪郭に悩み、いよいよ美容医療か、とクリニックを検索していたらあるサイトの鼻の項目に“忘れ鼻”なるパワーワードが。どんな形だったか忘れるほど顔に溶け込んでいる鼻を指すそうなんですが、それって今の眉毛トレンドにも言えるなぁと。
編集 アイブロウは本当に時代を表しますよね。藤原紀香さんのカーヴィー眉、安室奈美恵さんの細眉、松嶋菜々子さんのナチュ太眉…時代のミューズに合わせて“正解”が変わってきましたね。
遠藤 最近では、韓国女優によく見る平行眉や、束っぽく根本から立ち上げたハリウッドセレブ風が流行っていたけどこの春ごろからまた新たなフェーズに突入した感覚があります。フォルムというよりは質感を重視。おぼろげに印象を薄めた、その名も忘れ眉!
編集 秋冬に着たいブラウン系の色やモヘア素材にもマッチしそうですね。私は眉毛が濃くて、ちょっと描き足すだけで存在感が出ちゃうのが悩みで。
遠藤 私は安室ちゃん眉時代に抜きすぎた代償でまばらかつ左右差がすごい(涙)。でも形は二の次の忘れ眉って実は癖あり眉さんでも取り入れやすいかも。
編集 今季の新作情報にも、便利そうなアイテムが多いですね!
遠藤 アイラインとアイシャドウかな?と見間違えるほど薄いRMKのリキッドとパウダー。まばら民はリキッドで必要なところだけ描き足して、太田さんのように立体感だけが欲しいという人はパウダーで影を潜ませるのが良いかも。眉尻も決めすぎずでOK。
編集 仕上げはマスカラですね。カラーマスカラはもとの眉色を消しすぎてのっぺりしがちですがデジャヴュのは毛流れを整えつつ色のフィルターがかかる程度の曖昧な仕上がりが絶妙!
遠藤 多少の失敗も気にならない、ママにも追い風のトレンドです。
編集 ところで件のフェイスライン問題はどうなりました?
遠藤 それについては、オフレコにて(笑)。

VERY美容ライター
遠藤彩乃
出版社にファッション誌編集者として勤務。ファッションに軸足を置きつつコスメ好きが高じてVERYでは美容の記事も担当。服好きのための美容最適解を探求する41歳、8歳女児の母。
撮影/西原秀岳〈TENT〉 取材・文/遠藤彩乃 編集/太田彩子
*VERY2025年10月号「子育てママのリスタート美容」より。
*掲載中の情報は誌面掲載時のもので、変更になっている場合や商品の販売が終了している場合ございます。











