服とコスメをこよなく愛するママライター・遠藤彩乃さんが、“時短”と“洒落見え”を軸に導き出したコスメ最適解。今回は使って驚いたリキッド状パウダーをご紹介！
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潤うのにベタつかない。
逆転の発想が生んだ
リキッド状パウダーがすごい！
ツヤのあるリキッドやクリームファンデーションの仕上がりはそのままに、崩れを防いでくれる元祖ジェル状おしろい。付属のスポンジで適量をやさしくタッピングしながらのせることでみずみずしい皮膜が完成。カバーマーク モイスチュアコート ジェル 35g ￥5,500（カバーマーク カスタマーセンター）
毛穴がキュッとしまるようなひんやりしたリキッドを薄く広く塗布できるのがクッションタイプの利点。すぐにサラサラとした手触りに変わり毛穴の凹凸もテカリもカバー。ビジュアル的にも強いハート形パフは、細部にもフィットしてポーチの常備アイテムにもぴったり。アピュー ウォーターロック サラサラパクト ￥2,200（ミシャジャパン）
下地としてはもちろん、仕上げやお直しにも使える万能プライマー。シリコンフリーなのにシリカビーズで肌が驚くほどなめらかに整う。旅行にもお試しにも便利なミニサイズがあるのもうれしい。企画担当編集・太田の激推しアイテム。ローラ メルシエ ピュア キャンバス プライマー ブラーリング N トラベルサイズ 15ml ￥2,970（ローラ メルシエ ジャパン）
☑︎しっとり着地して粉浮き、粉飛びゼロ！
☑︎乾燥を防ぎつつ皮脂調節も。ダイキン級の湿度管理能力
☑︎化粧落ちしやすい下瞼もピンポイントで狙いやすい！
出会いと別れの3月。しょうもない女（私）がアイツとヨリを戻すまでのフィニッシングパウダー・モノローグ
ほら私、律儀な付き合いとか苦手だし、多少大雑把でも楽な方が何かと満たされるわけ。これまでは一応会社員だったからさ、人の目も気になって、落ち着いて見えるように一応ちゃんとしとくか、って感じだったのよ。でももう会社も辞めたわけで、もっと自分本意に生きてもいいかな〜なんて。だからーーとは…もしまたどこかで出会えたらそのときはご縁だね。ーーそう言い捨てて立ち去った後、実は一度振り返ったんだけれど、彼はもうこっちを見てなかったんだよね。その時焦ったの。判断ミスったかもなって。案の定やっぱり不便だし不安だし。もう諸々崩れるならそれまでって自暴自棄になってそのうち不在に慣れちゃった。
でも会社辞めて1年後、ばったり再会したのよ。新宿タカシマヤの1階で。そしたらびっくりだよ。まったく別人なの。思わず挨拶もそこそこに、ねえ、一体どうしたのよ？って聞いちゃった。そしたら彼なんて言ったと思う？ 「僕、粉からジェルに生まれ変わりました！」って。ちょっと事情を聞きたいんだけどってカバーマークのカウンターで問いただしたらさ、そしたら今はもうファンデの上からスポンジでのせるだけで、質感は損なわず崩れを防ぐよとか言うの。ヨレるんじゃない…って疑ってみたけどそんなことなかった。私も歳も歳だし、ツヤは残しつつ清潔感のある肌が保てるなら悪い話じゃないじゃない？ だからもう一度付き合うことにしたわけ。え、それは都合よく使いすぎだって？ いやまんまと課金しちゃってるのこっちだからね⁉
週1でデパコスパト！月のコスメ予算は3万円
ライター 遠藤彩乃
出版社にファッション誌編集者として勤務。出産後VERY STOREのECを経てフリーライターに。前世のトラウマを疑うほど、セレモニー、学校、会社的キーワードに敏感に反応し、ここぞという時にはゆるめなツヤ肌派から即日キレイめセミマット派に転向する日和見主義。本企画編集・太田氏の白フワ肌に憧れる一生標準色女・41歳。
撮影／西原秀岳〈TENT〉（静物） 取材・文／遠藤彩乃 編集／太田彩子
＊VERY2025年4月号「オートマチックコスメ」より。
＊掲載中の情報は誌面掲載時のもので、変更になっている場合や商品は販売終了している場合がございます。
