服とコスメをこよなく愛するものぐさライターが、“時短”と“洒落見え”を軸に導き出したコスメ最適解。今回は、身支度の最後を現場で完成させるリッチな色付きリップバームをご紹介します。
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財布は忘れても、これだけは
バッグに。高級色付きリップは
持ち歩けるプライドです!
AYANO’s POINT
☑︎持っているだけでアガる美しいパッケージ
☑︎鏡を見なくても塗れるシアー&ナチュラルな質感
☑︎荒れがちな冬の唇も一本でケアできる保湿力
保湿しながら血色も足せちゃうリップバームには投資に見合ったリターンが♡
今でこそ娘のドレスアップを待たされる側になりましたが、3歳くらいまでは自分の身支度もままならなかったと記憶しています。ファンデーションの途中で牛乳をこぼされ、チークを入れかけたところでおむつ・トイレ関連の呼び出し。着替えていざ出ようとしたらおもちゃで遊び始め…時間に追われて急かし機嫌は最悪。ベビーカー拒否で結局抱っこすることになり、せっかく選んだ映えトップスのフリルがしなしなに。挙句電車の中で大泣きされて、泣きたいのはこっちだよ…!と心もしなしなになったことは一度や二度じゃありません。
もし今そんな状況のママがいたら、私が伝えたいのはこの二つ。①大丈夫、今だけだから。②色付きリップは、とびきり“いいもの”を。プチプラでも優秀なものが見つかる時代なので何を選ぶかはケースバイケースですが、電車を降りてニュウマンに入るあたりから身辺に漂うそこはかとない劣等感に効くのは今だったらこの3本。髪まで整った友達を前に、全部中途半端で来ちゃったなぁと落ち込んだティータイム。ぜひ、無造作にバッグに入れたこの色付きリップの存在を思い出し、繰り出してみてください。キラリと光るボディ&ロゴ、うっとりする香りやテクスチャー…上品な発色が食後さらに減少した血色と自己肯定感を上げる効果と、相手からの最終的な印象がPRADA的なものを無造作に塗る人で締めくくれる利点があります。あの頃私が愛用していたのは確かトム フォードの色付きリップ。友人の視線を感じほくそ笑んだ瞬間、地面に叩き落とされたのも今となってはいい思い出です。「チーク片方入れ忘れてる?」「…!!」
週1でデパコスパト!月のコスメ予算は3万円
ライター 遠藤彩乃
出版社にファッション誌編集者として勤務。出産後VERY STOREのECを経てフリーライターに。唇は一つでも一年は365日。毎日違うリップで過ごしたいと願う口紅ファンで、使いかけリップの日めくりカレンダーの編集・自費出版を夢見る41歳。先日、なくしたと思い落ち込んでいたシャネルのリップを娘の机で発見。DNAってすごい。
撮影/西原秀岳〈TENT〉(静物) 取材・文/遠藤彩乃 編集/太田彩子
*VERY2024年11月号「“Automaticコスメ”」より。
*掲載中の情報は誌面掲載時のものです。商品は販売終了している場合があります。
*ジュエリー、バッグは全て本人の私物です。ブティックへのお問い合わせはお控えください。