ボブの長さでも簡単にアップスタイルができる「くるりんぱ」を紹介します。手軽にできるのに見た目は華やかなので、デイリーはもちろん、七五三や結婚式などハレの日にもぴったりです。

上下に分ければ、短くてもまとめやすい

アップにするには長さが足りずうまくまとめられない。ひとつ結びにするとボリューム感が足りずなんだか貧相に見えてしまう。ボブのまとめ髪のそんな悩みを解決するのが「くるりんぱ」。一度ゴムで結んでからアレンジするので崩れにくく、ボリューム感も出るので簡単に見栄えのするアップスタイルがつくれます。今回のアレンジは二つのくるりんぱを上下に重ねるのでボブの長さでもまとめやすいです。簡単なのに手が込んだスタイルに見えるので、学校行事やセレモニーにもおすすめ。

HOW TO

1．オイルを4、5プッシュ手に取り、髪全体になじませておく。毛量が多い人は、オイルを多めにつけるのがアレンジ成功のカギ。

2．上の段のくるりんぱを作る。トップの髪をこめかみのあたりから後頭部にかけてななめにすくい取り、低めの位置でゴムで結ぶ。

POINT
上下に髪を分けて作るアレンジは、サイドの髪をななめのラインでアップにすると上下がパックリと分かれず仕上がりが自然になじむ。

3．ゴムのすぐ上の位置の髪を分けて隙間をつくり、上から毛先を通してくるりんぱ。ゴムを少し下にずらしておくとやりやすい。

4．くるりんぱの毛先を上で仮留めしておき、下の段のくるりんぱを作る。首筋に後れ毛を残し、低い位置でひとつ結びにする。３と同じくゴムの上の位置に隙間をつくり、毛束を今度は下から通してくるりんぱ。

5．くるりんぱした毛先をアメピンで留める。

6．仮留めをはずし、上の段のくるりんぱの毛先を左側に持っていき、髪の下に入れ込むようにしてアメピンで固定する。

7．頭頂部よりもやや前の位置にカチューシャをつけ、華やかさをプラス。

POINT
カチューシャを頭頂部に近い位置につけてから前にずらしていくと前髪に自然なふくらみができ、立体的な仕上がりに。

8．後れ毛の毛先にストレートアイロンでニュアンスをつける。毛先は外ハネに。もみあげのあたりの毛のみ内巻きにする。

撮影／甲野菜穂美  取材・文／小林真理子