産後、気がつけば今までと比べものにならないほど増えていくシミやくすみ。原因は? 自宅でのケアはどうすればいい? 皮膚科医・内科医の友利 新先生に伺いました。
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「急なソバカスが出現」
「頰がなんだかもやっとする…」
\紫外線や摩擦だけじゃない!/
「産後ママの肌には、
何が起こってる?」
❝30代の肌くすみは、産後に加速する❞
肌のくすみや肝斑は妊娠中や産後のホルモンバランス、生活習慣が大きく影響します。妊娠を維持するために産生される黄体ホルモンがメラニン色素を作るメラノサイトを刺激し、シミができやすくなるのに加え、産後の寝不足によってビリルビンと呼ばれる黄疸物質が産生され黄ぐすみが作られやすくなり産後は肌がくすんで見えるように。
❝ママこそ必要!
紫外線対策はもはや一年中❞
紫外線は一年通して降り注いでいるので、たとえ曇りの日でも油断大敵。毎朝の送迎や公園遊びなど全方位で紫外線を浴びてしまうママだからこそ日々の対策は必須です。紫外線を浴びた6時間後ぐらいから炎症が起こると言われているので浴びたらすぐケアをしてメラニン発生のシグナルが始まらないようにしてあげましょう。
❝「メラニンは悪!」の
思い込みは、実は間違い❞
メラニンはシミの発生を連想させるため悪いイメージが先行しがちですが、もともとは紫外線から肌を守るために産生される重要な存在。ただメラニンが過剰生成されたり作られたメラニンが排出されず蓄積してしまうとシミが作られるのでメラニンを過剰生成させないこと、作られたメラニンを排出する肌状態にしてあげることが重要です。
❝「紫外線」「摩擦」に並ぶ
3大NGは「乾燥」です❞
メラノサイトは紫外線のみならず乾燥や摩擦などの刺激によっても活性化します。乾燥するとバリア機能が低下。紫外線が入りやすくなるだけでなく、ターンオーバーが乱れて古くなった角質が剥がれていかず、メラニンが蓄積されてシミの原因にも。くすみケアを行う大前提として、常日頃から肌を乾燥させないよう保湿対策は必須です。
❝ライン使いと集中ケア、選ぶポイントは
「どっちが続けられるか」❞
くすみ肌対策のコスメにはライン使いと集中ケア、それぞれにメリットがありますが、どちらにせよメラニンは常に肌に存在しているので〝使い続けること〟が何より大切です。だとすると、成分はもちろんですが、使い続けやすい価格帯のものだったり、好きなテクスチャーや香りなど自分の心地の良いものを選ぶことがオススメです。
皮膚科・内科医
友利 新先生
都内2カ所のクリニックに勤務の傍ら、分かりやすい解説で人気な自身のYouTubeを始め、雑誌やTVなどでも活躍中。3児のママでもある。
ブルーライトの刺激もカット
AQから注目の新美白スキンケアが登場
美白有効成分であるコウジ酸でメラニン生成を抑制し、透明感のある肌へ。
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十分に引き出す最新美顔器
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メラニン生成を抑制するだけでなく、くすみの原因ともなる乾燥をしっかり防いでくれる。
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うるうる透明感♡
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撮影/川﨑一貴〈Ajoite〉(人物)、五十嵐 洋(静物) スタイリング/坂野陽子 ヘア・メーク/廣瀬浩介 モデル/咲 和希 取材・文/桃井真由 編集/太田彩子
*VERY2024年4月号「産後メラニンを一撃したい \ダウンタイムなしがいいね!/ 美容医療未満のおうちシミケア」より。
*掲載中の情報は誌面掲載時のものです。商品は販売終了している場合があります。