美容ライター・立花あゆさんが、今気になる〝キレイの達人〟を 毎月お招きしている連載「早耳BEAUTY」から、秋にぴったりのコスメ情報をピックアップ。今回は、ヘア・メイクアップアーティストの林 由香里さんにお話を伺いました。

[ 今回のゲスト ]
林 由香里さん

林 由香里
ヘア・メイクアップアーティスト。無理なく取り入れられるオシャレなメイクが得意。シートマスクやパックを常時30種類常備して、肌状態によってセレクトして美肌をキープしています。

【COMMENT】
ブラウン流行をメイクで取り入れるならアイメイクでシックな色味を

アパレルからデビューの注目ブランド
質感がスフレっぽく斬新

重たくならずに陰影と立体感が作れます。重ねるほど彫り深くなれて、癖もなく万能の優しいブラウン。右上をまぶた全体に広く、左下をアイホールに、左上と左下を混ぜて目頭から目尻までふんわりと。くすみが気になるなら右上を目頭に入れると効果的。
パレット リエンダ 01 ￥6,050（バロックジャパンリミテッド）

人気のカラーが復刻で定番化
今日のアイメイクもこれ

目の下を囲ってもルナソルならやりすぎ感なく上品。復刻版ですが、計算されたラメの透明感や輝度、オイルインでしっとりしたパウダーなどで決して古い感じにはなりません。大人には上まぶたはマットにしてワントーンに、下まぶたには左下がオススメ。
ルナソル アイカラーレーション 15 ￥6,820（カネボウ化粧品）

オシャレさ抜群。ラインなしでも
横長＆切れ長EYESに

見た目より薄づきのくすまないスモーキーなグレーブラウン。左上と右下の色をミックスしてアイホールにのせて、右上をチップ幅で広めにのせます。右下を目尻から2/3に入れると涼しげなスッとした目元が完成。アイラインを入れなくても充分です。
ヴァティック アイパレット 01 ￥6,820（セルヴォーク）

グレーがかったり、
しっとり質感でいつもの
ブラウンを更新

林　今年のアイシャドウは〝ブラウンパレット〟が復活のきざしです。

立花　ブラウンパレットはコンサバからカジュアルまでどんなシーンにも間違いないからつい同じものをずっと使ってしまいがちです。

林　今までは赤みやテラコッタ系のブランが多かったですが、今秋はイエロー系や、グレーがかったブラウンが豊富。老けて見えないオシャレ色です。

立花　ブラウンシャドウはいつも同じ目元だったり、キツい印象になってしまったり、くすんで見える悩みが。

林　色選びだけじゃなく質感もぜひ更新してほしいです。スフレっぽいほんのりマットや、大人がつけられる繊細ラメも新鮮ですよ。

立花　4色をどう使うか迷ったり、全部使うとトゥーマッチになることも。

林　全色使わなくても大丈夫。ブラウンパレットは、他の色よりも2色を混ぜて使いやすいので、よりバリエがつけやすいんです。

立花　下まぶたにシャドウをのせているのですが、この色でいいのかな、全体にのせていいのかなと悩みます。

林　今回紹介しているカラーはどれも一番薄い色やラメを下まぶた全体につけてもやりすぎ感がなく、白目がキレイに見えたり、華やかに。

立花　ブラウンシャドウをさらに引き立てるアイメイクアイテムは？

林　先日撮影でブラウンシャドウにグレーのマスカラ、ライナーを合わせたらオシャレさがUPしましたよ！

ライター・立花の“超”早耳！

柔らかい温かみのある女性に
なりたいからピンクブラウンを

アンプリチュードからこの秋〝大人のピンク〟が5色出ていますが、このピンクブラウンは温かみがあって一気に秋っぽく。3色の異なる質感がべったり重たくなりすぎず、まぶたの皮膚感を透き通らせてくれます。下まぶたに右下を入れると白目がキレイに見えます。
コンスピキュアス アイズ 13 ￥7,700（アンプリチュード）

◉美容ライター・立花あゆさん
Ayu tachibana

美容ライター兼パーソナルコスメスタイリスト。その人に合ったコスメを選んで送るCOSMETRO主宰。3カ月間の期間限定スナック開催中は1,000人以上が訪れ、11月の再オープンに向け準備中。

撮影／中田陽子〈MAETTICO〉　取材・文／立花あゆ　編集／井上智明
＊VERY2022年11月号「VERY的早耳BEAUTY」より。
＊掲載中の情報は誌面掲載時のものです。商品は販売終了している場合があります。