ふんわり眉からキリッと眉にトレンドも戻ってきている最近。眉さえ整っていれば、汗だくでメークが崩れがちなこの時期でも〝きちんとキレイな人〟な印象をキープできるんです。「落ちないキリッと眉」の作り方を、人気ヘア・メーク小田切ヒロさんに教えてもらいました。
顔のパーツで一番自然と
〝きちんと〟できるのが眉なんです
◉ヘア・メークアップアーティスト/小田切ヒロさん
例えば、歯が白すぎるといかにも〝やりました感〟が出てしまうけれど、眉だけはどんなに整えても不自然にならない。むしろそこさえ整っていれば、いくら大口を開けて笑っていたとしても、清潔感と品格の宿った顔でいられるんです。崩れた部分のカモフラージュにもなるから、仕立てるのはここだけでいいくらい。崩れたり、薄づきになりがちな夏こそ、眉に注力して!

目指すは、太め、長めの
角なしアーチ形眉

使うのはこのアイテム!

START!
❶崩れない土台作りには
ティッシュオフがマスト
スキンケアや下地・ファンデの油分が眉毛や肌に残っていると、ヨレたり海苔眉の原因に。まずは眉を描く部分をティッシュオフ。
❷毛はスクリューブラシで起こして
1 本1 本生かすと印象が変わる!
毛が少ない人こそ、毛感を出すために毛起こしは必須。Aのスクリューブラシを使って、根元からしっかりブラッシングする感覚で。

❸地肌にパウダーを入れ込み、
ヨレ&落ちを回避!
小さめのブラシを使って、フェイスパウダーを毛流れに逆らって入れます。地肌と毛を磨くようにササッとのせれば土台作りは完成。

❹フォルムはパウダー1 色で
潔くサッと描くのが自然
Eの右のパウダーとBのブラシを使って、写真のように輪郭を描きます。細かく描くと不自然になるのでブラシは大きく動かして。

❺毛感はリキッドで再現
1 本ずつ〝間引く〟ように描いて
下から上に間引く感覚で、Cで1本ずつ毛を描き足し。ついているかわからないくらいの薄づきで十分です。眉頭は扇形を描くように。

❻消えやすい眉尻だけ
パウダーを重ねて落ちにくく
こすれて消えやすい眉尻1/3のみ、再度フェイスパウダーを重ねて。このとき形を崩さないように、ブラシでふわっとのせるのが鉄則。

❼リキッドで眉尻は古い。シャープな
眉尻はコンシーラーで削って作る!
難しい眉尻は、眉下にコンシーラーを入れることで簡単に解決。黒目の延長線上からブラシで一筆描くと、メリハリ効果+繊細な眉尻に。

❽ホットビューラーで毛をブロー!
眉頭が上向きなだけで脱コンサバ
眉頭1㎝を上向きにすることで、抜け感が出て薄肌にもよいバランスになるので、しっかり立たせて。その他は毛流れに沿ってブロー。

❾眉頭にクリアマスカラをON
ツヤ出し&毛流れキープ
立たせた眉頭部分にDを重ね、毛流れキープを底上げ。眉頭にツヤが入ることで、求心力が高まり知的な印象にも。これで完成です。

撮影/吉田 崇〈まきうらオフィス〉(人物)、五十嵐 洋(静物) ヘア・メーク/小田切ヒロ〈LA DONNA〉スタイリング/菊地ゆか モデル/牧野紗弥 取材・文/矢﨑 彩 デザイン/平岡規子 編集/浜野彩希
※VERY 2018年8月号「汗だくシーズン、頑張るべきはマスカラをウォータープルーフにするよりこっち 『落ちないキリッと眉』が夏きちんとの最先端!」より。
※掲載中の情報は、誌面掲載時のものです。商品は販売終了している場合があります。