産後脱毛、生えグセ、髪質の変化で悩みが尽きない頭頂部のボリューム。それらは、流行りの韓国式根元パーマで解決できるかも!? 気になる効果から実体験まで取材した結果、新常識になりそうなヒット美容でした。
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韓国式 根元パーマって?
Q1
普通のパーマとどう違うの?
大きな違いは、髪を巻き込む筒状の“ロット”と呼ばれる道具。通常はロットとロットの間が離れているけれど、韓国式根元パーマ用のロットは、ロットとロットの間にスキマがなく、上に髪が立ち上がってパーマがかかる構造です。日本ではこのロットを韓国から輸入して施術するサロンが大多数。
Q2
どんな悩みに効果的?
根元のボリュームアップと、髪が割れがちなつむじの位置改善。根元は新しく生えてくる毛のため、毛先よりダメージが少なくパーマをかけられるのも魅力。産後の女性は抜けた後にかけ、新しい毛の生えるチョビ毛時期は休憩。生えそろってからもう一度かけるのがおすすめです。
Q3
かけるのにかかる時間はどれぐらい?
取材した3サロンともに、根元パーマのみは約90分程度との回答。ブローとスタイリングを含めることを考えると、2時間が目安。
Q4
どれぐらいもつの?
個人差はあるものの、根元の髪が伸びてくるまでの、約1カ月が目安。後ろ向きに左右ジグザグに乾かすなど、パーマの効果を持続させるためのコツは必要そう。つむじを変えた場合は、位置のクセつけを意識すると1カ月持続する人が多いそう。
【髪の長さ別】
3人のママが実際にやってみました!
Short
❝根元がふんわりしたら、
ヘアアレンジの幅が広がりました!❞
川久保春香さん(40歳・ポーラBD・15歳・13歳・10歳・7歳のママ)
最近、思い切ってショートにしたのですが、少なめの髪質のせいで髪の立ち上げセットが大変に。ボリュームの出る分け目が決まっていて、髪型がワンパターンに。それがパーマをかけてからは、センターパートやほかの分け目も難なくできるようになったのが嬉しくて。ヘアアレンジの幅が広がりました!
◉ショートさんのPOINT
頭のハチ周りに向かってパーマをかけます。髪が短いので、根元が立ち上がるだけで顔周りにもボリュームが。分け目をジグザグにドライヤーをかけると持ちが上がります。
【施術したお店はここ!】
常にトレンドを発信し続ける前原穂高氏が代表を務める「Violet」。TEL.03-5778-9646。根元パーマは¥8,800。一児の父であるスタイリスト山菅氏は、ママでも手入れしやすく2カ月もつショートボブが得意。IG:@eiichi_short。
Violet 山菅栄一さん
Bob
❝根元パーマをかけてから、あんなに
目立っていた地肌が見えなくなりました!❞
大阿久 花さん(30歳・会社員・2歳・1歳のママ)
年子の出産を機に前髪が薄くなってしまい、分け目が決まった場所で割れるクセに悩まされていました。それがパーマ後、濡れている状態で根元が持ち上がっているほどボリュームアップ! 乾かせば分け目の地肌が見えなくなり、悩みがなくなりました。
◉ボブさんのPOINT
ある程度重みがあるので、ボリュームを出したい分け目を決めてからパーマをかけるとセットがラクに。乾かす前にスキャルプケアでコシを与えると、よりふんわりします。
【施術したお店はここ!】
ヘアだけでなくメークも手掛け、美しさをトータルプロデュースしてくれる「TONI&GUY」。TEL.03-5785-2726。根元パーマは¥8,800。SNSで人気急上昇中のテスン氏は、韓国人ヘアになれる技術とセンスの持ち主。IG:@tesun_178。
TONI&GUY 李 泰純さん
Long
❝髪の重たさが、目立たなくなって
バランスがとれるようになりました!❞
岡田雅弥子さん(28歳・専業主婦・4歳・2歳のママ)
産後、髪質が直毛になったのと髪の重みが相まって、毛量が多いのに根元がぺたんこになるのが悩みでした。かといって、切ると髪が膨らむためロングから離れられず。それがトップにボリュームを出すだけで髪全体のバランスが取れるように。結んでもふんわり女性らしくなれて嬉しいです。
◉ロングさんのPOINT
つむじ位置を変えてパーマをかけると、新鮮な印象に。後頭部にもかけることで、結んだときの後ろ姿もふんわりきれいに。ドライヤーは内側から外側へ空気を含ませるように。
【施術したお店はここ!】
共立美容外科と連結したサービスや最先端の再生医療技術から生まれたFUSICA CREAMを唯一扱う「JEANA HARBOR」。TEL.03-6721-1942。髪質改善メニューも豊富で根元パーマは¥6,600。日本で初めて韓国式根元パーマを導入した関根氏が在籍。IG:@keisuke0343。
JEANA HARBOR 関根慶介さん
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撮影/葛川栄蔵 取材・文/高橋夏果 編集/鈴木恵子
*VERY2021年6月号「ママこそ「根元パーマ」でお疲れ見え回避!」より。
*掲載中の情報は誌面掲載時のものです。