新しい生活様式に伴って、手洗いと手指消毒の回数が増えていますよね。ジェルタイプやローションタイプの消毒液が広く使われていますが、消毒液のタイプによって効果が出る使い方と出ない使い方があると、知っていましたか?資生堂の研究によると、消毒液の使用量や使い方によっては、手肌全体に消毒液が行き届かず、効果が低下しているケースも。ジェルとローション、改めてそれぞれの効果的な使い方をご紹介します!
ジェルタイプは片方の手ずつに500円玉大1 個分ずつ
しっとり感触のジェルタイプを効果的に使用するには、片方の手ずつ取ってしっかり行き届かせて。手のひらに500円玉硬貨大(1ml)を取ったら、次の順に、すり込ませます。
① 指先・爪の間
② 手をグーにして、爪の生え際・指の関節
③ 手のひら全体
④ 手の甲全体
⑤ 両指を交差させ、指の間
⑥ 親指全体
⑦ 手首
ローションタイプは両手で500円玉大2~3個分
さっぱり感触のローションタイプは両手でなじませるのが正解!手のひらにくぼみを作り、両手分の500円玉硬貨大2~3個分(2~3ml)を取って両手のひらに軽くなじませたら、次の順にすり込んで行きます。
① 両手の指先、爪の間
② 両手を合わせ、手のひら全体
③ 手の甲全体
④ 両指を交差させ、指の間
⑤ 反対の手のひらで爪の生え際と指の関節に
⑤ 親指全体
⑥ 手首
手洗いや消毒による手荒れから守る!ハンドクリームの塗り方
消毒液に含まれるエタノールが、肌の皮脂や水分量を奪い、バリア機能が低下し肌荒れの一因となることも。手洗い・消毒による手荒れや乾燥から守るには、ハンドクリームでしっかりケアすることが大切。ハンドクリームをたっぷり使ったマッサージは、手指だけでなく腕やデコルテから顔にかけて皮膚温度が上昇し、ぽかぽかと身体の巡りが良くなるので、この時期特にオススメです。
①手全体に円を描くようにクリームをのばします。
②指の側面をはさんでさすり、上下をはさんで戻ります。最後は指先を圧迫する。
③指を上下にはさみ、らせんを描きながらもみ、側面をはさんでも戻ります。最後に爪の根元を圧迫。
④手の甲の骨の間をさすります。
⑤手の甲の親指と人差し指の分かれ目のくぼみにあるツボを押します。
⑥手のひら全体に円を描くようにさすります。
⑦手全体をストレッチします。
毎日の習慣だからこそ、正しいやり方で最大限の効果を出せるように、見直してみましょう。