年齢を重ねるごとに気になってくるシミ。自分で頑張るスキンケアだけだともう限界…、と感じている人も少なくないはず。とは言っても、クリニックに行く一歩が踏み出せない…。でも、季節的にも紫外線量が少なくて、そしてマスク着用がデフォルトだから施術中のかさぶたも隠せてしまう好条件の今こそプロに身を委ねるタイミングなんです。 12月号で反響の大きかった「マスクの下はシミ取り中」企画のその後を追っかけ取材しました!
シミは1種類じゃないから、治療は3回以上が理想的!
“シミ”と言っても実はいろんな種類(老人性色素斑・日光性黒子、炎症後色素沈着、肝斑、雀卵斑、ADM)があり、肌には複数の種類のシミが混在していることが通例なのだとか。シミの種類や状態によって治療方法はさまざまなので、治療は1回で終了ではなく、月に1回の施術を3〜5回を1クールとするのがベスト!ということで、3児のママである新宮梨花さん(33歳)がシミ治療に初挑戦。平日は営業として外回り、休日は子どもと外で遊ぶから紫外線を浴びることが多いという新宮さん。誌面では2回目までしかご紹介できませんでしたが、今回は3回目、つまり最終結果をご報告! どこまで肌が変わっていくのか、しっかりお見せします!
3カ月に3回の施術、プロに身をまかせて肌はここまで変わった!
【1回目】老人性色素斑、雀卵斑、肝斑が混在!全顔にルメッカを照射。肝斑はZO SKIN HEALTHデイリーPD、同ミラミン、内服薬のトラネキサム酸でホームケアしくことに。また、メラニン生成抑制と排出を促すビタミンC配合のAPP+Eリッチローションも日々のスキンケアで使用。直後からシミが徐々に反応し、かさぶたに。かさぶたは10日ほどかけてポロポロと剥がれていき、まるで肌が生まれ変わったよう!【2回目】FACEMAKINGというパッケージメニューで、頬と鼻にはルメッカ、額と目の下、肝斑にはピコトーニングを照射。今回、かさぶたはほとんどできず、ダウンタイムもなし。ホームケアはZO SKIN HEALTHデイリーPD、同ミラミンを継続し、肝斑の治療をしていきます。【3回目】ミルクピーリングとジェネシスレーザーで総仕上げ。
ちなみに今回かかった費用は、1回目(ルメッカ)¥35,000、2回目(FACEMAKING)¥37,000、3回目¥34,000(ミルクピール¥14,000、ジェネシスレーザー¥20,000)でした。(税抜き、診察料は含まず)
シミは順当に薄くなってきた! 集大成の3回目で肌は明るくツルピカに
シミの状態がよかったので、最後となる3回目は肌全体をトーンアップさせて、色調を整えていきます。ミルクピーリングは角質除去だけでなく、毛穴ケアやターンオーバーを促してくれるうえに、レーザーの透過性もアップさせてくれるうれしい効果も。また、赤みを消すジェネシスレーザーで残っている色むらを改善し、さらなる美肌を目指します!
①弱いピーリング作用がある専用洗顔料で優しく洗顔したあと、顔全体に素早く、均一にピーリング剤を塗布していきます。
②ピーリング剤を塗布した後は、ピリピリと感じる程度の痛みが。扇いでもらうことで痛みが和らいでいきます。
③ピーリング剤を拭き取った後は、強く擦らないように注意しながら、冷たい水で洗顔し、ピーリング剤をきれいに落としきります。
④顔全体をシェービングした後、ジェネシスレーザーを赤みに効くモードで照射。毛穴にも効くのだとか。お風呂上がりのように血行が良くなりポカポカに。
ダウンタイムがゼロなのに、肌がパッと明るくなる効果は絶大
ミルクピーリングはケミカルピーリングの中でも効果が高いのにダウンタイムが少ないという優れもの。またジェネシスレーザーは、美肌レーザーとも言われていて、ハリ、くすみ、一部の肝斑にも効果があるそう。他のレーザーに比べ痛みもなく、じんわり温か。2週間後は色むらが減り、ワントーンアップしたつるつるのお肌に。
ノーファンデで日中快適!忙しい朝も準備が楽ちんです
新宮さん「1回目はダウンタイムがありましたが、マスクで隠れるのでノーストレス。毎日の肌が変化していくのがうれしくて、なんでもっと早く踏み切らなかったんだろうと後悔したくらいです(笑)。朝の準備もグンと楽になりましたし、メークをするのも楽しくなりました。以前はシミが気になって欠かせなかった写真加工アプリも、もう必要ありません!」
<今回施術したのは…>
イークリニック麻布
美容に対する高い感度と経験豊かな技術力で、悩みを抱える患者さん一人一人に寄り添う美容クリニックとして業界内でも評判が高い。はじめてでも安心して通えるクリニック。港区元麻布1-2-13 2階 ☎03-6722-6222
人によって千差万別なシミ。どんなシミなのか素人には判断が難しく、自力でのスキンケアではなかなか効果が出にくいことも…。3回でここまでの変化はうれしいですよね。マスクをしないといけないこの状況を逆手にとって、初めてのシミ治療チャレンジしてみませんか?
撮影/中田陽子<MAETITICO> 取材・文/高丘美沙紀 編集/井上智明