VERY July 2021

VERY

July 2021

2021年6月7日発売

780円(税込)

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毎日「マスク」で息苦しい!毎日の「1分呼吸法」でイライラ・疲れ解消

マスク生活が長くなって、“つけている”のがもはや日常。といってもやっぱり常に息苦しい感じにはなかなか慣れません。気づくとつい浅い呼吸になっていませんか? マスクしながらでも新鮮な空気が吸いたいし、息苦しくなりたくないという切実な思いからマスクでも快適にしっかり呼吸できる方法を呼吸アドバイザーの椎名由紀さんにお聞きしました。

<お話を聞いたのは…>

椎名由紀さん

ZEN呼吸法主宰。体質だと思って諦めていた慢性の不調すべてを江戸時代の白隠禅師の呼吸法で克服。自分が健康になれなかった理由は呼吸だったと気づき「ZEN呼吸法」としてメソッド化。著名人のプライベートのレッスン他、東京の代々木スタジオにて講座を開催。

 

――マスクで呼吸が浅くなっているうえ、新鮮な空気が吸えてない気がします。

「“呼吸”は私たちが生きる上で切っても切り離せないものです。人間は毎日平均22,000回くらい呼吸をしています。でもおっしゃる通り、マスク生活になって呼吸が浅くなり、 “口呼吸”になっている人が増えています。ベストなのは“鼻呼吸”。鼻は空気中のばい菌やウィルスを取り除くフィルターの役割をしています。鼻を通れば加温・加湿されて肺に送り込まれ、空気清浄の役目も。一方、口呼吸をすると口内は乾燥し、病原体が繁殖しやすい状態になってしまいます。私は約5年前からケミカルな匂いを避けるためマスク生活をしています。しかも2枚重ねをすることもあるほど。それでも息苦しさを一切感じず、毎日エネルギーに満ちて元気でいられるのは、“鼻呼吸”でゆっくりした楽な呼吸をすることがが習慣化しているからです」

 

――確かについ苦しいから口で呼吸していいがちです。マスクで“鼻呼吸”は具体的にはどうすればいいのでしょうか?

「まずマスク内で口は閉じます。ぎゅっと閉じるのではなく上下の唇を軽く合わせるイメージです。口を開けるのは食べる時と喋る時のみくらいの意識で。大事なのは、フィットしすぎるマスクではなくマスクと鼻の間に少しスペースがあるくらいのものを選ぶこと。そして、吸おうとするのではなく、“吐く”ことを意識します。吐くのはできるだけゆっくりです。吸うのは入ってくる空気を自然に、優しく受け取る程度で大丈夫」

 

――ゆっくり吐くに慣れてないから結構大変ですね。

「そうですね、15秒くらいかけて吐くのが理想ですが、最初はなかなか難しいと思います。まずは朝起きて、1分間でいいので長くゆっくり吐くを繰り返す練習をしてみてください。ろうそくを鼻の下に置いて、炎が動かないくらいゆっくり吐くイメージです。この時に胸や肩は上下に動かさず、お腹を膨らまします。最初は胸とお腹に手を当てて動きを確認するのがわかりやすいでしょう。この呼吸ができるようになると、血流がよくなり体がポカポカしてきたり、イライラしなくなり、疲れない体になり…といいことづくしです。朝、鼻呼吸をすることで、1日元気に動けますよ」

慣れないうちは、胸とおなかに手を当てて動きを確認しながらゆっくりゆっくりと、吐いて、吸ってを繰り返して。毎朝の習慣にしたい。

 

――先生がオススメのマスクはありますか?

「呼吸を重視すると布マスクがオススメです。オーガニックコットンは肌当たりも優しく、2枚重ねても呼吸が楽にできます。また立体パターンになっている方が鼻まわりに空間ができて呼吸がしやすいでしょう」

 

先生愛用の二品。右・シャリ感を出したオーガニックコットンを使って編んだ立体マスク。縫い目がなくて肌に優しい。ニットマスク 左・オーガニックコットン100%。ヒモもオーガニックコットンなので着用時のかゆさもありません。※先生私物(ともにアバンティ

取材・文/立花あゆ 編集/井上智明

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