愛情いっぱいの泣き笑い子育てエピソードに、共感したり、思わず涙してしまう、などファンの多い辻元舞ちゃんのブログがVERY誌面に登場。もちろん、イラストも舞ちゃんの描き下ろしです。
※本記事は過去掲載記事を元に再編成したものです。掲載中の情報は誌面掲載時のもので、変更になっている場合がございます。
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辻元舞の
「自分ファースト」でいこう!
VOL.21
❝勉強やる気スイッチはどこ?
長男が小学生になり、宿題が出るようになりました。
「勉強しなさい」と言いたくはない。自主的にやる子になってほしい。誰もがそう思っているとは思いますが、実際なかなか難しいですよね。
長男の場合は勉強が嫌いなわけではないようで、担任の先生からも「勉強は好きなようです」と言われました。学校は勉強するところだと割り切っているようで、授業態度も良いようです。成績は良くもなく悪くもなく。ですが、家でやる宿題となると全くスイッチが入らないらしく、こちらが促さないとまず自分からはやりません。
「一緒に宿題しようか」「ママも隣でお仕事するね」でなんとか机に座るも、一文字書くたびにペンを置く。消しゴムを落とす。探すために立ち歩く。ほんっとに見ているこっちがワナワナするぐらい全然進まない。勉強は嫌いではないが、勉強より楽しいことの方が家だと多すぎるようです。
叱りたくないし、勉強が嫌いになってほしくはない。ですが、やらなければいけないことはやれるようになってほしい。間違いを指摘せず、正解を褒めまくるという、こちらもなかなかに疲れるやり方でなんとか毎日頑張っています。
そんな中、長男の意向で習い始めた大好きなプログラミング教室にお迎えに行った時にコーチから言われたのが、
「長男君はいつも興味を持って意欲的に取り組んでくれて助かります。自由にと言われても、出来るか自信がなくて何をしたら良いか分からない子も多いんですよ」という言葉。
最近ハマりにハマっているサッカーも、暇さえあればYouTubeで名プレー集を見ているし、強くなるためにあまり好きではないお肉も進んで食べるし、筋トレもする。毎週土日は必ず日が暮れるまでサッカーをしに公園に行く。
好きなことや目標がある時、長男はいつも必ず出来ると自分を信じているし、周りに何も言われなくても勝手にストイックに頑張る。もう今日はその辺にしておきなよと言っても気が済むまでやる。興味に勝るやる気スイッチなどないのだなと思い知らされました。
私だってそうです。「プレバト‼」の課題も、誰にも求められていないけど何十時間もかけて納得いくまで絵を描く。
そんな背中を見せている手前、やりたいことはほどほどにして勉強しなさいなんて口が裂けても言えません(笑)。
やりたいこと、好きなものに一直線に突き進む姿を見ていると全力で応援してあげたいと思うし、自分の可能性を真っ直ぐ信じている彼を信じてあげたい。
将来のために無理やりにでも勉強をやらせた方がいいのかどうかの答えは分かりませんが、長男のことだから勉強で成果を出したいと思えば意地でもするだろう。
せめて学校の授業にはついていけるよう、今日も褒めちぎりながら宿題の声かけをしようと思います。
消しゴムに紐付けて腰にでもくくり付けておこうかな(笑)。
今月の
舞・フェイバリット・タイム
先日ブルーノ・マーズのライブに行きました。肉眼では米粒ほどにしか見えないのに、歌もダンスも最高で間違いなく人生で一番楽しいライブでした。気付けば踊って、気付けばウルウルして。素晴らしいパフォーマンスはこんなにも人の心を動かすんだと実感!
【PROFILE】
つじもと まい
1987年生まれ、モデル、タレント。
モデルとして活躍するとともに、バラエティ番組にも出演するなど幅広く活躍。特技は水彩画・イラスト・ダンスと、多彩な魅力を放つ。プライベートでは3児の母としての一面も持ち、ライフスタイルが垣間見えるYouTubeも注目されている。
文・イラスト/辻元 舞 編集/フォレスト・ガンプJr.
*VERY2023年1月号「辻元 舞の「自分ファースト」でいこう!」より。
*掲載中の情報は誌面掲載時のものです。