愛情いっぱいの泣き笑い子育てエピソードに、共感したり、思わず涙してしまう、などファンの多い辻元舞ちゃんのブログがVERY誌面に登場。もちろん、イラストも舞ちゃんの描き下ろしです。

※本記事は過去掲載記事を元に再編成したものです。掲載中の情報は誌面掲載時のもので、変更になっている場合がございます。

辻元舞の
「自分ファースト」でいこう

　 VOL.18　

❝夏の実験祭り！❞

子供達の夏休み、保護者の皆さん無事に乗り切れたでしょうか。お疲れ様でした！

我が家の夏休みは、長男6歳が気になったことはなんでも試してみたいお年頃のようで、毎日実験が止まりませんでした。

変な顔をずっとしているから、何してるの……？と聞くと「目を開けたまま目を閉じれるのかなーと思って！」と言われて、ふぅん……（笑）と思ったり、ミンティアのケースをずっと目にめり込ませているので心配になり、声をかけてみると「これ目に入るんじゃないかなと思って」と。ママ、自分の目をそんなに疑問に思ったことなかったわ（笑）。

またある日は、ファァァァッ!!!とものすごい叫び声がするので見に行くと、テープでこれでもかとぐるぐる巻きにしたペットボトルの蓋を自分の力で開けられるのか対決していたり、水を入れたペットボトルにティッシュで蓋をしてひっくり返すとどうなるのか（お察しください）試していたり。冷凍庫が開かなくて何事かと思ったらギッチギチに水風船が入っていたときは一瞬フリーズしました。風船を破るとツルッと丸い氷が出てきて、そしてそれをまたお風呂に入れて元に戻すという謎の行動……！　そして昨日は「ママお願い!!　ハリボーを全部溶かしてみたいんだ!!」とかなりの熱意で頼み込まれ、あまりのワクワクした眼差しに勝てず、フライパンでハリボーを溶かすというなんだか罪悪感に駆られる実験を一緒にしました。ドロッドロに溶けた果てしなく伸びる謎のグミを長男と次男がキャッキャと喜びながら食べていました（笑）。

もう本当にはちゃめちゃで、散らかるし掃除も大変だし勘弁してください……みたいなことも多々ありますが、気付けば一緒に楽しんでいる自分もいたりして。

子供の思いもよらない発想にはいつも驚かされています。固定観念がないって羨ましいなとも思ったり。それをやることで何を学び、何を感じているのかはもはや全く分からないですが（笑）。

子供がおもしろそう！やってみたい！と興味や関心、意欲を持つのは良いことだと思うので、危険なことには手を貸しつつ、出来るだけやらせてあげたいと思うのでした。

小学館の図鑑『科学の実験』をネットで購入してみたので、また今後も実験祭りになりそうな予感がしています。

散らばる破片、絨毯の網目に擦り付けられ（我が家は絨毯張り）、家具の木目にねじ込まれる様子が目に浮かび、これまでずっと、それだけは……！と思いながらなんとか遠ざけていたのがスライム作り。表紙にばっちりスライムが載っていたのでもう避けては通れないことでしょう。今から心の準備をしておこうと思います（笑）。

自分で考え、自分でやって、実体験の積み重ねがきっと何かにつながると信じて！

文・イラスト／辻元 舞　編集／フォレスト・ガンプJr.
＊VERY2022年10月号「辻元 舞の「自分ファースト」でいこう！」より。
＊掲載中の情報は誌面掲載時のものです。