VERY December 2022

VERY

December 2022

2022年11月7日発売

890円(税込)

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双子のママ仲間由紀恵さん「2人のケンカはじっと見守ります」

生活リズムも価値観も自分優先ではなくなったけれど、 本当は誰にでもあるずっと変わらず好きなことをインタビューする連載「ママですが、これが好き!」。4月7日発売のVERY5月号では女優・仲間由紀恵さんに、スパイスカレー作りが新たな趣味に加わったというお話を伺いました。Web版では双子を育てる仲間さんの教育観についても語っていただきました。

 

双子の好き嫌いもカレーで解決?

——カレー作りは仕事や家事に追われる忙しい日常の息抜きになっていますか?

 

そうですね。作っている間はそれだけに集中することができるので無心になれます。ただ、子どもがいるとどうしてもじっくりと時間が取れないので、仕事の合間や家族が寝たあとに時間と体力があれば、という感じです。スパイスカレー作りは、思っていたよりは簡単でした。ただ、どのレシピにも「とにかく玉ねぎをあめ色になるまでしっかり炒める」と書いてあって。焦がさないようにあめ色になるまで、って意外と難しい。「買ってきちゃダメ?」って思う時があります(笑)。

 

——もともとお料理は好きですか?

 

時間をかけてやるのは嫌いではないのですが、今は毎日時間に追われるなか必要に駆られて作っている感じですね。じっくりとスパイスの組み合わせを探ってみたり、実験的思考で楽しむと、リフレッシュできます。

 

——双子を見ながら食事を作るのは大変ですよね。それぞれ味の好みなどはありますか?

 

あります、あります。一人はブロッコリー大好きだけど、一人は絶対食べないって言ったりとか。一人は「カレーが好き」と言い、一人は「カレーは嫌い。シチューは食べる」とか。どうすればいいの?となります。同じ物を食べさせているのにどうして食べ物の好みが違うんだろう、と不思議ですね。結局、同じものを出しますけど(笑)。

最初はこの子にはこれを出して、これは出さない、と分けていたんですけど、そうすると嫌いなものは食べなくてもいい、というメッセージになって〝食べるチャンス〟を逃してしまうと思って。今は食べられないものがあっても、同じメニューを出すようにしています。「嫌いなものでも一口だけでも食べて」って。無理強いはしないです。

 

——共通して嫌いなものもありますか? 食べるための工夫もしていますか?

 

以前は2人とも、ほうれん草もブロッコリーもなんでも食べられていたのに、最近、緑の野菜が苦手になってしまって。「○○も食べよう」と言いすぎると、なぜか子どもって逆に嫌いになってしまうこともありますよね。なんでも食べて当たり前、と大らかに教えられたらいいなと思っています。今は食べなくなっちゃったので、ドライカレーや豆腐ハンバーグに混ぜて何とか食べさせようとしています。ただ、カレーを作るときに野菜ジュースを入れてみようと思い立って試してみたんですが、見事に緑色になってしまって、全然食べませんでした(笑)。

 

——料理のお手伝いもしますか?

 

キッチンには危ないものもあるので今まであまり入れてなかったんですが、最近柵を越えてきて。椅子を置いて冷蔵庫を開けるようになったので、「じゃあ卵を割ってみよう」と、一緒にやってみるようになりました。興味を持った時がチャンスですね。ただ、卵を割ると手が汚れると気づいて、「やっぱりやらない」なんてことも。何事もやってみないとわからないなって思いました。

 

——興味もそれぞれ違うのですね。

 

一人が興味をもったら、もう一人も「やりたい!」となることが多いかな。一人をすっごい褒めると、やりたくなるみたいです(笑)。

仲間由紀恵 子供 朝ドラ

 

叱るときは演技力も発揮!

——子育てで特に気をつけていることはありますか?

 

絶対にダメ!ということに関しては、たとえ外であっても大きな声ではっきりと真剣に叱るようにしてます。飛び出して行っちゃう時や、あまりないですが硬いものを投げたりだとか。自分の中で決めたポイントだけ押さえています。

 

——子ども同士のケンカもあると思いますが、その時は常に公平に扱おうとか、叱り方、目配りなどで工夫されていますか?

 

ケンカはさせておきます。ダメだよとは言いますけど、結局聞かないんです(笑)。ちょっと本気になりそうだな、という時は見守ります。見られている、ということをまず分からせる。だから手に持った物などで叩きそうになったら、いつも叱られているのでこちらをチラッと見てから別の方向へ投げたりしますね。手で叩いたりとか、ちょっと蹴ったりくらいまではまだ見ています。どのくらいの力だと痛いのかということも覚えないと分からないですよね。子どもたちが2人で体感しながら、相手を思いやる気持ちを覚えていけたらいいかなと。

 

私も叩かれたり、キックされたりすることもありますが、その時は激しく痛がるんです。「すごい痛い!」とか芝居じみながら(笑)。そうすると、叩くのはダメなんだなってだんだん分かってきます。本当に泣きそうになりながら言うのがポイントです。大きな声を出さないで叱る時は、「今やってること全部やめにして、お話しようか」って部屋の隅に寄って真剣なトーンで目を見て話します。今はすべて分からなくてもきっと理解はしてるんだろうな、と感じます。

〝包容力〟が世界を救う

——以前、テレビで「朝の3時に起きて仕事をしている」とお話されていました。

 

実は、それを言ってしまったことを失敗したなと思っていて。「3時に起きないと自由な時間が持てない」と誤解されてしまったんじゃないかと。今、子育てと仕事の両立で時間がなくてキツイな、と思っている人たちに「そんな早く起きなきゃダメなの」と思わないでほしいです。それは辛いじゃないですか。私も毎日3時になんて起きられないです。心と時間の余裕がある時は、それぐらいの時間に起きて仕事をしたり、動画を見たり自分のやりたいことを朝の時間にやるという程度です。何時に、ということではなくいっぱいいっぱいで頑張っているなかで、どこかで手抜きをしていい、という時間を作れたほうがやっぱりいいですよね。

 

——産後は家事育児、仕事も必死にこなす日々で、うまく手を抜くというスキルの大切さを実感する人が読者の声でも多いです。修羅場の連続、という人も。

 

そういう修羅場を経験すればするほど包容力が生まれる気がします。そんな包容力を持って産後に復帰して仕事をしている人たちが、もっと気持ちよく働けたら、ワークとライフのバランスももう少し良くなるんじゃないかと思うんです。キツキツになりすぎないで人の持つ能力を仕事に生かせるんじゃないかなって。例えば、「今日はいいよ、寝てきていいよ」って、そう共感して寄り添って言える人たちが、社長やリーダーになったらいいですよね。お母さんになるとその目線がより養われますね。

子どもを育てながらだと、若い時とは働き方が変わってきます。全部自分でできないから、やっぱり人に助けてもらおうと思うことも増えました。そうすると、周囲もうまい具合に役割が回る。育児も仕事も人に助けてもらう、という社会全体の包容力がもっと広がるといいなと思います。包容力が世界を救う、みたいな。全部はできないけど、誰かがちょっと助けてくれたら仕事と子育てを両立できるかもと思うお母さんは多いんじゃないかな。

 

仲間由紀恵 朝ドラ 双子 ママ 何歳

 

本土復帰50周年を背景にした朝ドラに抱く思い

 

——4月からはNHKの朝ドラ「ちむどんどん」が始まります。

 

沖縄が今年本土復帰50年の節目なので、やんばるを舞台にした話です。やんばるの森の中でつましく暮らしている家族のお話で、私は母親役。現場も一つの家族みたいに、仲良くみんなで撮影しています。

 

——本土復帰50周年ということで、仲間さんは沖縄出身ですが、この作品に出演するにあたり特別な思いはありますか?

 

育ってきた島だし、学校でも歴史を勉強してきたし本も読んできたのですが、今回の作品の撮影に入ってから、知らないこともたくさんあると気づきました。この作品とは別にNHKで沖縄の戦争に関するドキュメント番組があり、いろんな方にお話を聞く機会もありました。でも、祖父母だったり身近な人からは聞いたことがなくて。実は当時を知る人たちは、その時一番大変だったことについてはあまり語らないんですよね。私はこういう仕事をしているので、体験者の方から直接いろんな話を聞くことができたのですが、貴重な体験をしています。

今回の朝ドラは本土復帰についてを色濃く出しているわけではありませんが、節目の年でもあるし、作品を通じてもっともっと沖縄のことを好きになってもらえる要素をたくさん届けたいです。小さい日常のことで笑えたり、泣いたり、感動がある物語です。朝から楽しい気分になれると思います。

 

●仲間由紀恵(なかまゆきえ)

女優。記憶に残る演技力でヒット作品に出演、数々の賞を受賞。沖縄を舞台にヒロインの母役として出演するNHK連続テレビ小説「ちむどんどん」が2022年4月11日(月)より放送開始。プライベートでは2014年に俳優の夫と結婚し双子を育てる母。

仲間さんの一人時間の過ごし方や、子育てエピソードは本誌のインタビューでも!VERY5月号をチェックしてみてください。

【仲間さん衣装】ワンピース¥50,600(ヴェルニカ)ネックレス¥110,000(エネイ/ショールームリンクス)【鍋】ココット・エブリィ 18 オレンジ¥25300(ル・クルーゼ)

 

撮影/松田 拓 スタイリング/河部菜津子 ヘア・メーク/田中 博 取材・文/馨都 編集/矢實佑理

 

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