鎌倉では1年の中でもとびきり美しいシーズン。そう、紫陽花の季節になりました。
先日、雨上がりの午後に二階堂の瑞泉寺に足を運びました。
前回この紫陽花を見に行った時はお腹の中にいた次男が、
一緒に紫陽花を見てニコニコしてくれて、この1年の間、
家族みんなが健康に安全に過ごせていることを噛み締めて、
嬉しいひと時でした。
さて、食欲旺盛な次男の離乳食も順調に進み、
お茶碗一杯分のご飯や野菜をパクパクと嬉しそうに食べています。
食卓では、夫婦ともに、次男の食に気をとられる日々が続いていたのですが、
次男と対照的に長男がご飯を少ししか食べないことに気づきました。
もともと好き嫌いが激しく、食が細めだったのですが、
身長は伸びているのに体重は平行線のままだということが発覚!
夫婦で、真剣に長男の食の問題と向き合うことにしました。
私がつきっきりになればよく食べるのですが「自分で食べて!」と
いうと、いつまでも進まず、お皿に食事を残したままダラダラして、
1時間くらい経ってしまうこともしばしば。とにかく野菜は食べない。
そこで、毎日の食事がどこから来ているかと理解することが何かにつながればと、
鎌倉でいつも野菜を買っているレンバイ(農協連即売所)へ長男を連れて行き、
買い物から一緒にやってみることにしました。
たくさん並んでいる季節の野菜。いまの季節はキュウリやトマト、
ズッキーニ、ナス。それでも形が不揃いで個性豊かです。
「君が選んだ野菜を買うから指さしてね!」と声をかけると
ものすごくいびつな形のトマトを指さしました。
「このトマト、形がこんなだけど、甘くて美味しいよ!」と
農家のおばちゃんが声をかけながら渡してくれました。
また、私自身も買ったことがなかったとれたてのビワを
おばちゃんと一緒に吟味して選びました。
その晩、一緒に買って来た野菜はスープにして、
トマトは一緒に洗ってそのまま切って出すと長男はパクパク食べました。
「トマトも普段食べないくせに単純だなぁ」と思いながらも、
長男が食に関心を持ってくれたのが嬉しくて心の中でガッツポーズ。
ビワも食後のおやつとして美味しくいただきました。
何が正解かはわかりませんが、作り手の顔が見えるものは、
息子にとっても大切なものだと肌で感じられたようです。
そして、忙しい中でご飯作りが面倒なタスクになりがちだった私自身も
息子と選んだものの中にはじめての野菜も多く
「どう調理しようかな」と試行錯誤することが意外と楽しい、という発見がありました。
いつもというわけにもいきませんが、余裕がある日は
買い物から一緒に、調理も一緒に、という時間を増やせたらいいな。
いつか畑から収穫するところから一緒にやってみたいな!夢が膨らみました。