VERY August 2021

VERY

August 2021

2021年7月7日発売

780円(税込)

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東南アジア在住ママブログ 「イスラムのお正月、ハリラヤ」

約1か月にわたる断食月(ラマダン)が終わり、5〜6月はイスラム教の大祭、ハリラヤのお祝いがそこかしこで行われました。

ハリラヤ始めの3日間が日本の三が日のような感じで祝日ですが、オープンハウスと言って、親戚や仲の良い友人や仕事仲間を家に招いて飲食などをするお祭り自体は1か月程続きます。

 

わたし達家族がこちらへ住み始めた2019年は大規模にお祝いが行われ、1年でハリラヤの3日間だけ王宮が一般開放に。外国人や旅行者でも参列可能で、豪華なビュッフェが振る舞われた後、ロイヤルファミリーと握手することができ、全員にお土産まで貰えるという大イベントでした。子どもにはお年玉付き!

王宮へ向かう人々。民族衣装のバジュクロン(女性用)、チャラマライユ(男性用)に身を包んで
入るとまず豪華なビュッフェが振る舞われます
王族との握手まで並ぶこと4時間半。クーラーの効いた快適な部屋でテレビが何台もありWifiもサクサク
王族との握手後。列は男女分かれて、女性は女性の王族とのみ握手ができます
全員にチョコレートケーキと、シリアルナンバー入り国王のフォトカードのお土産付き

2020 年はコロナのため、王宮解放もなく、ハリラヤのお祝いは全面禁止でした。

こちらでコロナの新規感染者が出なくなり1年以上経過した2021年のハリラヤは、5000人以上の集会でなければ開催可のため、王宮の開放は今年もありませんでしたが、一般的なオープンハウスはまた戻ってきました。

 

夫は仕事柄、週末は1日に5〜10軒の家を回ることもあり、行く先々で豪勢なビュッフェを食べて食べてと勧められ盛られるので、常に満腹で帰ってきます。笑

夫の仕事仲間のオープンハウスに家族で招待されることもあったり、息子のムスリムの友達の家に呼ばれることもあったり、わたし達も毎週末のように行く機会がありました。

 

今年のハリラヤだけでお年玉もこんなに沢山。袋の色柄が可愛くて集めています

 

今年のハリラヤのオープンハウスで活躍したのが、バティックというインドネシアの民族衣装に使われる生地で作った服です。
家族でそれぞれ好きな色柄を選んで、テーラーで仕立ててもらいました。
ウエストギャザーとスクエアネックがポイントのわたしのワンピースは、デザイナーに描き起こしてもらったオリジナルです。

 

ハリラヤに向けてお揃いのカラーの衣装を毎年仕立てるムスリムの家庭もあり、いつもお世話になっているテーラーも大忙し。
わたし達も家族お揃いの民族衣装でお邪魔すると、とても喜んでもらえます。

イスラム教の行事は肌の露出は避けなければいけないので、オープンハウスにお邪魔する際はこちらのワンピースにロングカーディガンを羽織って。シワになりにくいコットンで普段使いもしやすくて気に入っています。

 

 

もうひとつ、テーラーがこの時期大忙しなのが、結婚式のため。
こちらもJune brideなの?と思いましたが、ラマダン明けの結婚式が非常に多いそうです。

結婚式の流れや形式もかなり違い、3日程度続き、1日目の夜は花嫁を家から送り出す儀式(Powdering Night)、2日目は夫となる人が花嫁の家に来る儀式、3日目がいわゆる披露宴のようなものです。すべて行う家もあったり、簡略化する家もあったりケースバイケースです。

今回、通常は親戚だけの集まりであるPowdering Nightに参列させていただく機会がありました。

コーランの大合唱の中、この日のために仕立てた衣装で登場した花嫁が前の席に座り、参列者は順に1人ずつ前に出て、白い粉(片栗粉や小麦粉のような感じ)を水に溶いたものを新婦の肌に塗り、その上に、「東洋のバニラ」と言われる緑色のパンダンリーフを思い切り振りかけます。
順序や方法は見よう見真似でなんとかすることができましたが、せっかくの美しい衣装に思い切りかけて良いものか少し戸惑ってしまいました。
国や宗派によって、ターメリックを塗ったり色々だそうですが、新婦の肌を清めるという意味があるそうです。

3日目の披露宴にも招待されていましたが、二男が体調を崩し、夫と長男のみで出席。写真を見せてもらいましたが、1日目とはまたガラリと違った衣装で、素敵でした。

 

オープンハウスに結婚式にと、イスラムのお祝いの席を満喫することができた6月でした。

 

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