伝えること

2017.11.29

金沢で行った21世紀美術館。

(金沢ネタが続いてすみません。 )

不思議なプールもフォトジェニックで楽しかったのですが、

目的は、ヨーガンレールの個展『文明の終わり』。

ドキっとするようなタイトルですが、

展示の部屋へ入ったとたん、

こんなに美しい光の世界が広がっていました。

この光のオブジェ、よく一つ一つを見てみると、

ん?  バケツ?!  とか、

変なコード?とか、

なんかのプラスチック容器?のなれの果て…

パーツはかなりユニーク。

 

実はこれらは全て、

沖縄のビーチに流れついたゴミで、

ヨーガンレールが家の前の砂浜で散歩しながら拾ったものだそう!

 

これは、

長年沖縄に住み、

美しい日本をこよなく愛したアーティストが、

拾っても拾っても、毎日毎日流れつく大量のゴミに、怒り、悲しみ、

このままでは地球が滅びる!!

と人々に警鐘をならすためのアートなんです。

なんだか…

私、この光の部屋に入ったとたん、

涙がポロポロ…

勝手に後から後から、涙が流れてきました。

 

美しいのはもちろんなんだけど、

環境問題を、こんな風に表現して伝えようと思った、その気持ちに涙がでた!!

 

ヨーガンレールは、

醜いプラスチックのゴミを大量に見せただけでは、

その恐ろしさを分かってもらえないのなら、

そのゴミを使って、何か人々が美しいと思うものを作ろう。

そして、ゴミの出ない暮らしを考えてもらうキッカケづくりをしよう。

そう思ったそう。

 

そんな強い想いが詰まったアート。

 

考えさせられました。

 

環境問題はもちろんですが、

コミュニケーションについて。(←え?そっち?)

 

人に怒りや悲しみとか、

ネガティブな事を伝えて、改善してもらうのってすごく難しいですよね。

とくにマイナス感情を伝えるのが苦手な私にとって、

このヨーガンレールの憤りも美しさで表現しちゃうこの態度は、素晴らしい!

まさに目から鱗状態でした。

 

ただネガティブなことを感情にまかせて伝えるだけだと、

相手は意外と、

反発したり

スルーしたり、、、

全然届きやしない。笑

 

良くするために伝えたことなのに、

むしろ傷つけてしまったり、頑なにしてしまったり、

伝えることって、ただ言い放って終わり。じゃなくて、

受けとってくれる人に、どんな風に伝わるか。が大事。

相手の気持ちは相手のものだから、

どうにもできないんだけど、

少なくとも、

関心を持ってもらえる表現、

で伝えていきたいな。

と、思ったのでした。

 

なんだか重めのテーマになってしまいましたが、

こうしてブログでせっかく伝える場所をいただけたので、

ちょこっと書かせていただきました。

 

読んでくださってありがとうございます!

 

家族、子育て、仕事のパートナー、友達、

皆さんの、いろんな伝える場面

にも、ちょっと役に立つ?ことを願って。

と、美術館では、

涙を流して感動する娘の横で、

なんじゃこのガラクタは?

意味わからん。

と、全くもってスルーの父親でした。

わはは。

ゴミをあまり出さないミニマリストの父には

あんまりこのアートは必要なかったみたい。笑

 

とりあえず、私は必要以上にゴミの出ない暮らしを心がけよう♪!

p.s

私の拙い表現では伝えきれないので、良かったらこちらの

ヨーガンレールさんの言葉も読んでみてください。↓

「文明の終わり」 (ヨーガンレール・2014年9月)

沖縄にある海辺の家で1ヶ月の3分の1を過ごすようになって、15年になります。 畑を耕し、創作のアイデアを練る合間に、犬の散歩と気分転換を兼ねて家の前の浜辺におりるのが私の日課ですが、その度に悲しみと怒りが綯い交ぜになったような複雑な気持ちになるのです。
砂浜を歩きながら、美しい貝殻や珊瑚のかけらを拾うのを楽しみにしていますが、貝殻や珊瑚にも増して目に付くのが、流れ着く大量のゴミだからです。
時にはガラス製の古いブイが流れ着いていたりして、面白く思うこともありますが、流れ着くゴミのほとんどは醜いプラスチック製品のなれの果て・・・。発泡スチロールの切れ端、 ペットボトルのふた、洗剤の容器や子供のおもちゃなど、日本のものもあれば、どこかアジアの国から流れ着くものもあります。見つける度に拾い集めるのですが、次の日にはまた流れついています。
とうとう私はそれらのゴミを集めて、色ごとに分類して何かを作り出そうと思いました。 ゴミだけで何かを作り出せるほどに沢山流れ着くので、そのことを多くの人に知って欲しかったからです。
先日、旅をして与那国島の浜辺に降り立つ機会がありました。砂に足を踏み入れて歩くうちに何ともいえない違和感を覚えました。思わず砂に手を差し込んでつかみ、目をこらしてみて衝撃を受けました。砂の中に、砂と同じくらい細かく砕かれたプラスチック片が、びっしりと混ざっているのが分ったからです。
遠目には美しく見える砂浜なのに、こんなことになってしまっている。誰でもない、人間がしたことです。これは文明の終わり・・・、私にはそう思えてなりませんでした。
私は日本人ではありませんが、この国に来て40年以上も住んでいます。美しかった日本を覚えています。もしも許されるなら、ずっとこの国で暮らしたい。
だから知って欲しいのです。こんなに汚れてしまったことを、そして、ゴミを取り除くことの必要性を、ゴミを出さない暮らしの重要性を。これは日本だけの問題ではなく、世界中に伝えたいことです。
ゴミには目に見えるものもあれば、目に見えないものもあることを皆さんはご存じでしょう。そのどちらも増え過ぎれば、文明の終わりを招き寄せます。おそらく地球自身は、自浄の努力をしていることでしょう。けれど、浄化のための大きな力になるのは、一人ひとりの小さな人間の力の集結でしかないのです。
もし、多くの人がそのことに気付くために何かができるなら、今しなければならないと思う気持ちを止めることはできません。
醜いプラスチックのゴミを大量に見せただけでは、その恐ろしさを分かってもらえないのなら、私はそのゴミを使って、何か自分が美しいと思うものを作り出す努力をします。ただ美しいただけのオブジェではなく、もう一度人の役に立つ実用的なものに変えましょう。これは、ものを作ることを仕事にしている私の小さな抵抗です。それによって、この大量のゴミに目を向けてもらえるように。私はこれを自分の最後の仕事だと思っています。

RANKING

  • 2017.12.01

    バーミキュラ ライスポットが当たる!#今日のおいしい…

  • 2017.11.28

    4つの気分で過ごす私たちのHAPPY HOLIDAY…

  • 2017.12.06

    VERY1月号、12月7日発売!

  • 2017.12.06

    VERYモデルの初詣ファッション 2018

  • 2017.12.06

    主婦が髪を切るのは、失恋したときじゃなくて上手くいっ…

  • 2017.11.07

    これで叶う!ホメられ肌は〝輝き〟から始まります

PICK UP

  • 2017.12.07

    ニューカレドニア往復航空券が当たる!エアカラン “空想”旅キャンペーン

  • 2017.11.28

    4つの気分で過ごす私たちのHAPPY HOLIDAYS

  • 2017.12.08

    女っぽさは毎日加えたいエッセンス ダウン前提の「冬エレガント」の作り方

  • 2017.12.01

    バーミキュラ ライスポットが当たる!#今日のおいしい食卓Instagramキャンペーン

  • 2017.11.28

    サルヴァトーレ フェラガモからエレガントなジュエリーウォッチ新登場!

  • 2017.12.06

    VERY1月号、12月7日発売!

RECOMMENDEDおすすめ記事

PROMOTION

RANKING

  • 2017.12.01

    バーミキュラ ライスポットが当たる!#今日のおいしい…

  • 2017.11.28

    4つの気分で過ごす私たちのHAPPY HOLIDAY…

  • 2017.12.06

    VERY1月号、12月7日発売!

  • 2017.12.06

    VERYモデルの初詣ファッション 2018

  • 2017.12.06

    主婦が髪を切るのは、失恋したときじゃなくて上手くいっ…

PICK UP

  • 2017.12.07

    ニューカレドニア往復航空券が当たる!エアカラン “空想”旅キャンペーン

  • 2017.11.28

    4つの気分で過ごす私たちのHAPPY HOLIDAYS

  • 2017.12.08

    女っぽさは毎日加えたいエッセンス ダウン前提の「冬エレガント」の作り方

  • 2017.12.01

    バーミキュラ ライスポットが当たる!#今日のおいしい食卓Instagramキャンペーン

  • 2017.11.28

    サルヴァトーレ フェラガモからエレガントなジュエリーウォッチ新登場!

  • 2017.12.06

    VERY1月号、12月7日発売!

BLOG

PAGE TOP
株式会社 光文社 Copyright 2017 Kobunsha Co.,Ltd. All Rights Reserved.
CLOSE